マリッジリングのデザインは気に入っていましたし、生活上多少問題があっても買いなおす類のものではなかったので、その後10年は私の指から外れる事はありませんでした。しかし体重の増加とともに、指が太くなりリングがきつくなってきたのです。リングが指にくい込みボンレスハム状態になりました。はずすときは石鹸をつけてようやくはずし、今度は指にはめるのが困難でした。彼も多少きつくなったと言うので、二人一緒にもう一度マリッジリングを購入することにしました。
マリッジリングのサイズが合わなくなったら、普通はサイズ直しをすれば済むのですが、石が邪魔に感じてきていた私は、思い切って二人で新しいマリッジリングを購入し、シンプルなリングにしたいと考えました。「二人一緒に購入するのだから縁起も悪くないわよね」などと言い訳をしながらマリッジリングを探す事にしたのです。
マリッジリングのデザインは私たちの結婚当時よりもデザインも種類も豊富になっていて、何よりインターネットの普及でたくさんの情報量の中から選べるように変化していました。例えばオーダーで、趣向や結婚に至る背景などに合わせてデザインを起こすパーソナル的志向の強いマリッジリングの選び方も出来ます。
マリッジリングのオーダーの場合は、100%二人の新しいデザインと、ある程度レギュラー化したパターンの中から選び、部分的にオリジナルを加える場合とあります。どちらもコスト的には20万円あればほとんどのマリッジリングは購入できる状況です。ブランドのマリッジリングや、フルオーダー(全部オリジナルデザインする)の場合でも、高くても30万円以内で選べそうです。
マリッジリングを新しく選ぶのは、なかなか楽しいものでした。結婚当時購入した宝石店は時計の専門店になっていました。マリッジリングも置いていましたが、現在の豊かな市場に直結していない気がしたので、私はインターネットや雑誌などで調べて、今度こそはシンプルで日常使いやすいこと、しかもデザイン的にも優れていて、飽きの来ないリングを探したいと思いました。指が太くなっているので、その環境(指の)にフィットするデザインでなければ、バランスも悪く見た目も美しくないような気がしました。